4種類の体臭(加齢臭、わきが、口臭、他)の原因と対策について

体臭の原因と対策


頭を悩ませる体臭を大まかに分類すると
・加齢臭
・ワキガ
・口臭
・それ以外の体臭
があります。

まずは「それ以外の体臭」ですが、これは食生活や生活習慣が原因であることが多いようです。
臭いのもとになるものは本来便や尿として体外に排出されるのですが、排出が十分に行われない場合に汗と一緒に排出され体臭となります。
したがって、便や尿が十分に機能していれば体臭を抑えることができます。
便や尿が十分に機能していない原因としては食物繊維不足、水分を十分に摂取していないことが考えられます。
日本人はもともと食物繊維が豊富な食生活をしていました。
長い間、食物繊維を沢山摂取していたので私達の体は沢山の食物繊維が必要な体質になっています。
しかし、一方で現代では食の欧米化により食物繊維の摂取量が減っています。
これが便秘などとして体への影響を与えていますが、体臭もその一つです。
本来排出されるものが腸で再び吸収され汗と共に排出されてしまいます。
食生活の見直しが手っ取り早い対処法です。

・加齢臭
加齢臭というのは、年齢とともに臭いがきつくなる臭いです。
加齢臭はおっさんの臭いで、女性はあまり加齢臭が強くないことも特徴です。
加齢臭はノネナールの臭いが中心だと考えられています。
このノネナールは体から分泌されるものではありません。
体から分泌されたものが皮膚の常在菌により分解されて、ノネナールになります。
したがって、分泌されたものを分解される前に取り除くことで加齢臭は軽減できます。
そのためには、こまめに体を洗うこと、汗をかいたら拭く、シャツやハンカチは漂白剤などで殺菌する、などの対応があります。
銀イオンを使った制汗剤なども有効です。
加齢臭は完全に解明されたわけではありませんが、臭いの原因のいくつかは既にわかっていて対策商品も増えてきました。
これらの商品をつかえば、かなり臭いは改善できます。

・ワキガ いわゆるワキガは腋臭症という病気の一種として認知されていることもあり、保険診療が可能です。
いろいろな臭いに例えられますが、汗の臭いとは別のもので、多くの場合不快な臭いととらえられます。
汗はエクリン腺とアポクリン腺から分泌されますが、アポクリン腺からの分泌物が肌の常在菌により分解されたものが臭いの原因とされています。
臭いの原因はアポクリン腺から分泌されるものが直接的な原因という主張もあり、必ずしも原因は特定されていませんが、アポクリン腺に対する手術などで対応が可能です。
手術以外での対応策はありますので、医師の診断を受けるべきでしょう。

・口臭
口臭の原因は非常に沢山あります。
食事によるもの、虫歯で神経が腐る場合や、内蔵の疾患などがあります。
食事が原因による口臭は一時的なものなので、慢性的な口臭はそれ以外が原因だと考えられます。
虫歯が原因の口臭は虫歯治療を行わない限り続きます。
内臓疾患も同じように、健康な状態に戻らない限り口臭が続きますが、健康状態の
変化により口臭の具合が変わることがあります。
慢性的な口臭は根本的な治療を受けない限りおさまることはありませんので、原因となる疾患を特定することが大切です。

体臭は悩ましいものですが、大部分の原因に対して対策は可能です。
しかし、自分の体臭は自分で把握しにくいため、対策を実行できていないというのが現実だと思います。
一方で体臭が原因で精神疾患に陥るケースもあり、体臭を気にしすぎることは危険です。
食物繊維や海藻類により体臭が軽減するとの報告もありますので、食事の中に野菜や海藻を多く取り入れ、また消臭効果のある制汗剤などを使うことや、体臭そのものよりも健康面に留意することが結果的に体臭対策になります。


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