CoQ10とは?
コエンザイムQ10(CoQ10)というのはまだ聞きなれないかもしれませんが、すでに各社から様々なサプリメントとして発売されています。
コエンザイムとは日本語で補酵素といいます。酵素というのは聞いたことがあると思いますが、補酵素はその酵素の働きを助ける働きをします。そしてQ10というのは補酵素の名前です。CoQ10という風に表記する場合もあります。
コエンザイムQ10は人の体の全ての細胞に存在し、体を作る助けをします。しかし、組織(臓器など)によって量が違い、心臓には肺の10倍以上も存在します。心臓のようにQ10が多く存在する組織は不足したときに特に影響がでやすいと言われています。
コエンザイムQ10の働きの一つに抗酸化作用があります。同じく抗酸化作用を示すもので有名なものにはビタミンCがありますが、ビタミンCとの違いはビタミンCは水に溶けやすい事に対し、コエンザイムQ10は水にはほとんど溶けず油に溶けやすい事です。そのためビタミンCとコエンザイムQ10が働く場所が異なります。したがって抗酸化物質は一つだけ摂取するのではなく、いくつか摂取することが大切です。
コエンザイムQ10はビタミンと似た働きをするのですが、体内でも作られるためビタミン類とは区別されています。体内で作られるといっても、年齢とともに生産能力が低くなるため十分にまかなえなくなります。そこで食事、サプリメントでの摂取が大切になります。
コエンザイムQ10はエネルギーを作る際に必要なので、脂肪となるカロリーを消費するため間接的ですが摂取することでダイエットにも効果が期待できます。
他にも心臓病,免疫強化,歯周病,血圧を下げる,老化防止,糖尿病,アルツハイマー,不妊症等に効果があるとされています。
効果的な摂取法は
様々な効果が期待できるコエンザイムQ10ですが、効果的に摂取するためにはどうすればいいでしょうか?
CoQ10は先ほども書きましたが脂溶性です。同じ脂溶性の栄養素に人参などに含まれるβカロテンがありますが、このβカロテンの吸収を良くするためには油を使って調理した方が良いという話を聞いたことはありませんか?
これは脂溶性の栄養素はそのままでは吸収しにくいため、栄養が油に溶けるため吸収されやすくなるためです。
CoQ10にも同様のことが言えると思います。しかし残念なことにCoQ10を多く含む食べ物はありません。(食べて摂取するにはお腹を壊すくらいの量が必要です)
そのためサプリメントからの摂取に頼らざるをえません。
サプリメントで摂取する場合には亜麻仁油、DHAなどω-3(オメガ−3)サプリメントなど油性のものと一緒に摂取するとよいでしょう。
*BOWSのような食事で摂った脂肪分を排出しやすくするようなものと摂っては効果が期待できないと思います。