漢方治療の基礎知識
漢方の特徴
漢方による治療の特徴は病気の原因となる根源を治すことにあります。
例えば肌荒れに対して肌と直接関係なさそうな、胃腸の状態を回復させる漢方を処方することがあります。
これは肌荒れの根本の原因が内臓、特に消化器にあると考えるからです。
これが西洋医学になると肌に直接塗るクリームを処方したりします。
クリームをつけている間は肌荒れが良くなっても、やめるとまた肌が荒れる。
これは肌荒れの根本原因を治療していないからです。
こういった症状に対する治療を対処療法と呼びます。
原因を治療する漢方は根本療法と呼び区別されます。
一つの原因で便秘や肌荒れなど複数の症状がでることもあります。
西洋医学では便秘の薬、肌荒れの薬となりますが、原因が一つであれば漢方では1つの処方で済みます。
漢方治療の基礎知識