漢方治療の基礎知識
アトピー治療と漢方
漢方によるアトピーの治療方法はアトピーになる体質を改善することです。
西洋医学のように素早くかゆみを抑えたり、赤くなった皮膚を治したりという治療ではありません。
アトピーになる原因を治療するわけですから時間がかかります。
アトピーは皮膚の機能が弱まったことで、外界からの刺激により起こると考えられます。
皮膚の機能が弱まる原因には様々なものがあり、カウンセリングを行いながら漢方が処方されます。
しかしアトピーの完治には漢方を使えばそれだけでよい、というわけではなく生活環境の改善も必要になります。
チョコレートや牛乳などの乳製品、動物性の脂肪を控えたり、と食事について意識して変えていくことも大切です。
またストレスが原因でアトピーになることも多くなっています。
大人の場合は仕事や人間関係、子供のアトピーには家庭環境からくるストレスが原因になることもあります。
子供のストレスは大人がケアをしないと取り除けません。
また入浴には熱い湯船に漬かるのは避け、皮膚の汚れを丁寧に取り除く必要があります。
こういった生活環境を改善することがアトピー治療には必要です。
アトピーの治療には根本から治す必要があります。
特効薬のようなさまざまな情報がありますが、あせらずに確実に行うことが大切です。
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