噛むことについて
人の歯を健康に保つための基礎知識
悪くなる前に、歯を健康に保つための基礎知識
食欲は脳にある摂食中枢より出される「食べなさい」という指令と、脳にある満腹中枢より出される「食べるのはやめなさい」という指令でコントロールされています。
私たちはこの満腹中枢が刺激されることで満腹だと感じます。
満腹中枢は、血液中の血糖値が上がることによって刺激され、反応するのですが、「食べるのはやめなさい」と指令を出すまで、食事を開始してから約15分から30分かかります。
ですから、良く噛まずに飲みこんだりして早食いをすると、満腹中枢が刺激されるまえに必要以上に食べてしまい、カロリーオーバーとなるので、食べ過ぎないためにも良く噛んで、ゆっくり食事することが大切です。
最近では食べるスピードが速い人ほど肥満の傾向が強くなることや、食べるスピードが速い人はあまり噛まないものを好むこともわかっています。
また噛む刺激をきっかけにインスリンが膵臓から分泌されます。
良く噛むと食事をしている間にインスリンがどんどん作られるので食べ終わった直後からエネルギーが急激に消費されていきます。
逆に良く噛んで食べないとインスリンの量が少なくエネルギー消費ができないまま体に余分なエネルギーをためこみ、太りやすくなってしまいます。
歯の健康のために知っておきたいこと