定期付き終身保険
言われるままに決めない、自分で決めたい保険
定期付き終身保険は、現在最も人気のある保険ですが、一方で誤解も多くなっています。
定期付き終身保険とは終身保険を主契約とし、定期保険を特約として上乗せしたものを指します。
死亡時に支払われる保険金が同じ額の場合、定期付き終身保険は終身保険よりも月々に支払う保険料が安く済みます。
大きな保障が安い保険料で実現できるのは終身保険よりも特約の定期保険に頼っているからです。
定期保険の保険金は終身保険の5倍、10倍、上限は30倍にもなります。
どういうことかというと、例えば30倍型の保険金が3000万円とした時その内訳は定期保険が2900万円、終身保険が100万円になります。
したがって定期保険料の払い込み期間後は保険金が100万円しか支払われないことになります。
加入時はパンフレットに書いてある”死亡時最大3000万円”に目が行くかもしれませんが、定期保険料払い込み期間後の保険金を確認してください。
定期付き終身保険の定期保険には全期型と更新型の2つがあります。
全期とは定期保険契約時から満了時までを指し、定期特約の保険料は満了時まで変わりません。
一方で更新型は１0年、15年といった期間で区切り、契約を更新するタイプです。
更新は自動に行われ、いちいち保険会社が更新するかどうかは聞かない点にまず注意してください。
更新の際には保険料は値上がりします。
若い時点では全期型よりも更新型の方が保険料は安いのですが、トータルで支払う保険料は更新型の方が高くつきます。
しかし更新型はライフスタイルの変化に合わせプランを見直せるというメリットがあり、更新型の場合は更新時に積極的に契約について見直すことが大切です。