抗酸化物質でアンチエイジング
- 抗酸化物質とは?
- アスタキサンチン
- ピクノジェノール
脂肪を燃焼したりエネルギーを作る代謝で酸素を使いますが、このときエネルギーと共に活性酸素ができます。
この活性酸素は体の外から進入する細菌などを攻撃し体を守りますが、同時に体の細胞も攻撃してしまいます。
身体が活性酸素に攻撃されるとシミ・シワ、運動機能の低下や物忘れといった老化、さらには動脈硬化や糖尿病、がんなどの生活習慣病の原因になります。
この活性酸素の攻撃から体を守るものが抗酸化物質です。
抗酸化物質は体の中で作られるのですが、年をとるとともに作られる量が減っていきます。
年齢と共に減少した抗酸化物質を摂ることで、活性酸素による老化を遅らせるアンチエイジング効果が期待できます。
体内で作られる抗酸化物質には限りがあるので食べ物やサプリメントで抗酸化物質を摂る必要があるのです。
食品から接収できる抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどが有名です。
また活性酸素にはいくつかの種類があり、それぞれの活性酸素に対し働く抗酸化物質も違うので抗酸化物質は1つだけ摂ればよいものではありません。
複数の抗酸化物質を摂取することが必要です。
アンチエイジングは決して若返るという意味ではなくて、老化を遅らせるという意味です。
老化を遅らせることで結果として若く見えるので、アンチエイジング対策はできるだけ早いうちにはじめることが必要です。
アスタキサンチンは鮭に含まれる抗酸化物質です。
鮭はもともと白身魚ですが、このアスタキサンチンが体内に豊富に含まれるため身はアスタキサンチンの赤色に染まっています。
鮭にアスタキサンチンが多く含まれるのは、餌となる蟹や海老に多く含まれるためです。
もちろん蟹や海老の殻、身も赤いですよね。
このアスタキサンチンの抗酸化作用はビタミンEの約1000倍とも言われる強力なものです。
その強力な力のため通常のアンチエイジング以外にも脳や目にも作用すると言われています。
テレビCMでフラバンジェノールという言葉を耳にしますが、サプリメントではピクノジェノールと言われるものです。
ピクノジェノールはフランス海岸松かの皮から抽出される抗酸化物質です。
このピクノジェノールもビタミンEより強い抗酸化作用を持つと言われています。
ピクノジェノールは抗酸化物質としての働きの他に、血がサラサラになることや最近では美肌に効果的であることわかってきました。
他にも生理痛をやわらげるなどの働きもあるようです。
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