良い睡眠にはセロトニンの原料を摂る
大抵の人は睡眠時間が4時間から10時間程度あれば特に健康に支障はないのですが、できれば気持ちよく睡眠をとりたいものです。
寝れない原因にはイライラや不安感がありますが、セロトニンはこういった状態を緩和します。
セロトニンは脳内ホルモンの1つで、セロトニンが分泌されると心が落ち着き、癒された状態になります。
イライラや不安な状態でもセロトニンの原料を摂れば脳内のセロトニン量が増えます。
セロトニンの原料となるものには5-HTPとトリプトファンがあります。
5-HTPとは5-ヒドロキシトリプトファンの略です。
5-HTPはサプリメントとして市販されています。
5-HTPは体内でセロトニンになり、脳内のセロトニン量が増えるためリラックスした状態になり眠りやすくなります。
5-HTPと同様にセロトニンの原料になるものがアミノ酸のトリプトファンです。
トリプトファンは体内で合成されないので食べ物から摂る必要があります(サプリメントもありません)。
トリプトファンが豊富に含まれる食べ物は肉や牛乳などの乳製品です。
トリプトファンから体内でセロトニンを作るにはトリプトファンの他にビタミンB6が必要です。
ビタミンB6が豊富に含まれる食べ物にはバナナがあります。
そこで牛乳とバナナを一緒に食べると落ち着いて眠りやすくなると言われています。
リラックスできる食べ物
食べ物の中には頭をリラックスさせるものがいくつかあります。
頭をリラックスさせることでよく眠れるようになるのはセロトニンと同じです。
カモミールティー
カモミールティーはハーブティーの一つですが、沈静作用やリラックス効果があります。
頭をリラックスさせることで眠りにつきやすくなります。
セントジョンズワート
セントジョンズワートはドイツでは鬱に対し処方されることがあるそうです。
日本でも落ち込んでいる時に飲むサプリメントとして市販されています。
これはセントジョンズワートにはセロトニンと同じようにイライラや不安感を抑える効果があるためですが、イライラや不安を除く事で安眠につながるので、セントジョンズワートもまた眠りにつきやすくなるサプリメントです。
セントジョンズワートを摂るにはタブレット状のサプリメントの他にハーブティーもあります。
メラトニン
メラトニンは脳にある松果体から分泌されます。
メラトニンは暗くなると分泌され、睡眠のサイクルを助けると言われています。
生活のリズムの狂いからメラトニンの分泌サイクルが狂っている時、例えば時差ぼけ、に使用されます。
メラトニンは年齢と共に分泌量が減るのですが、抗酸化作用も持つこともあってアンチエイジング効果を期待して摂取する人もいるようです。
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